生の豆、鞘、茎、葉の分析をしてみました、
機器条件は以下です、
▼
HPLC液体クロマトグラフィー
カラム温度:40℃
カラム:ODS
波長:280nm
移動相:0.1Mリン酸緩衝液(pH2):メタノール
=9:1
前処理は以下で行いました、
▼
粉砕後0.4Mリン酸緩衝液pH4.0を入れて
60分振とう、
その後遠心分離してからろ過しました、
分析対象は以下です、
▼
生のムクナ豆
国産の八升豆です、
こちらを分解して
豆と鞘に分けました、
豆がこちらです、
1粒は約1.5gです、
10g以上になるように
豆をクラッシュしました、
豆をクラッシュした状況です、
みるみるうちに変色して行きます、
メラニン色素だと思われます、
鞘はカッターで切れ目を入れると
簡単に二つに割れます、
鞘はハサミである程度細かく切った後、
クラッシュしました、
茎はいわゆる葉の茎の部分と
ツルを取ってきました、
こちらもハサミである程度細かく切った後、
クラッシュしました、
葉はよく水で洗った後に
水気を拭いてから細かくして
クラッシュしました、
水分測定を行う準備です、
クラッシュした検体を並べています、
左上から、
生豆、鞘、
茎、葉です。
遠心分離した後に
ろ過を行った検体です、
左から豆、鞘、茎、葉です。
分析結果です、
生豆のL-DOPAは既報の値よりも低く、
まだ完熟前だという事がわかります、
この時期は鞘にも多く含まれています、
枝にも結構ありますね、
まとめ
ムクナ豆を生で食べるのは良くないです、
理由はトリプシンインヒビターを含んでいるからです、
消化不良を起こします、
しっかりと加熱処理をすれば、
全て活用できそうな雰囲気です・・・
コメント